絵カードは、予定を知らせる道具にも、本人が伝えるAACにも使えます。二つの目的を区別し、本人が写真や絵を何の意味として受け取るか確かめます。
最初に場面と伝える内容を選ぶ
食事、外出、休憩など使う場面を絞り、本人が知っている写真・絵・実物で試します。要求だけでなく、嫌だ、やめる、助けてを伝えるカードも検討します。発話を待つためにカードを取り上げず、本人が今使える手段を支援者と共有してください。
伝える手段を本人と場面に合わせる
AACには絵・写真・身ぶり・文字・音声機器などが含まれます。要求だけでなく、断る、質問する、気持ちを伝えることも目的にし、本人の視覚・動き・生活場面に合わせて選びます。 AACの評価・支援に関するPractice Portal
AACと発話を調べた系統的レビューには発話の改善の報告がありますが、全員が話せるという意味ではありません。本人のコミュニケーションを今支える手段として考えます。 AACと自閉症者の発話に関する系統的レビュー
出典を読むときの確認点
制度の条件は、住んでいる自治体や利用するサービスの窓口で、申請時点の案内と照合してください。海外研究は日本の制度を定める資料ではありません。対象年齢・診断・実施場所が自分の状況と違う場合は、その違いも相談に持参します。
相談・検討に使うメモ
- 既に使っている表情・身ぶり・声などを記録する。
- 「休む」「嫌だ」「助けて」も伝えられるようにする。
- 家庭・学校・成人後の支援先で使えるか試す。
- 相談した日:__/担当先:__/次に確認すること:__。
出典・参考文献
- AACの評価・支援に関するPractice Portal — ASHA。専門職団体の実践資料。
- AACと自閉症者の発話に関する系統的レビュー — White EN, Ayres KM, Snyder SK / 2021-01-28 / Journal of autism and developmental disorders。学術論文(PubMed収載)。DOI: 10.1007/s10803-021-04868-2。
本文中の出典リンクは、直前の制度説明や研究結果の確認先です。家庭でのメモ・質問例は18afterの編集提案であり、その手順自体の治療効果を検証したものではありません。

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